無想会空手とは何か? その七 空手の形:そして中国拳法の套路に存在する「コンテクスト」

 セミナー開催を前に本ブログでは、「無想会空手とは何か?」っということで、武術として伝承された沖縄空手の再興を謳い修行し、普及活動に勤しむ、国際沖縄空手道・無想会の特徴を記しています。

 近代化を迎えて体育・体操、スポーツに変革された沖縄空手の形と、弊会の形とその動作、かつ目的。まあ・・・、所謂心身思想というやつですが・・・。はまるで異なるものです。

 それを書き連ねて来ましたが・・・。その中でも、形の中の「コンテクストの存在」の認知とその活用は、空手の形だけでは無く、中国武術の套路と呼ばれるものに対する認識が、180度豹変するものだと思っています。 

 いま現在、東洋心身文化の一つである、空手や中国拳法などの東洋武術において、形や套路には「コンテクスト」が存在するのだ!

 っと声高く唱えているのは、わたくし・新垣清と、その主宰する国際沖縄空手道無想会だけだと思います。

 では、この「コンテクスト」とは何かというと、弊会の世話人を務めていただいている南風氏のブログで理解するのが一番効果的だと思いますので、ここで事後承認のカタチでアップいたします。空手におけるコンテクスト(文脈)とは何か

 このコンテクストって、言ってみれば、小説には文脈があるように、

空手の形(含・中国拳法の套路)の、

動作(業・技)の前後には、繋がりがある! 

 っという、当たり前のことを言っているのに過ぎません。

 だって・・・。人間って文脈があるから活字を読む、あるいは人の話しを聞くのであって、それが無ければカタログを見ているのと同じことになってしまうからです。

 いままで、なぜその事に明治後の空手家が、だれも気付かなかったのか?

 答は本ブログでも、度々記していますので・・・。もうご存知でしょう。

 武術として伝承された沖縄空手を学ぶ上で、問題になるのは・・・。

あるいは、

琉球王国時代の空手家たちも、気づいていなかったのか?

 っということです。

 もし当時においても、誰も気づていないのであれば・・・。この「コンテクストの存在」などは、わたくし・新垣清個人の妄想にしか過ぎない!はずです。

 さらに、いま・現在その教えに沿って修行している、国際沖縄空手道・無想会の弟子たちは、「裸の王様」の衣装を、「素晴らしい!」と褒めたたえる、群衆(愚衆?)にしか過ぎないという驚くべき、悲劇になってしまいます。

 ウワーッ! どうしましょう!?

 答は、セミナーに参加なさって、ご自分で確認してくださいね(っとここで宣伝)。