間違いは、間違い!
私・新垣清の創作した「チャンナン(江南)の形」は、あろうことか初動における自分と対峙する相手、すなわち自分の敵の存在位置を間違えていました。
これって、お前のやっているのは、「武道なのか?」。
そんなものは、「葡萄の間違いでは無いか?」と言われても、返す言葉がありません。
まぁ~、私「葡萄酒(ワイン)」は、大好きだけど・・・。
それと・これとは、ハナシが違います。
アッ! でも・・・、ワインだけでは無く、ウイスキーも、ビールも好きなので、宜しくお願いします!
っと、冗談を言って、自分の間違いを紛らわそうとしても、間違いは、間違いです!
ここで単刀直入に、端的に記しますが・・・。
観空の形の動作で、「空を観る」とするのは、間違いです。
さらに・・・。
左右への「後屈立ち」、あるいは「猫足立ち」での、「手刀受け」も間違いです。
まず・・・、敵は、そこには居ません。
それに、あれは、受けでは、ありません!
体育・体操の形ならば、敵の存在自体が無いので・・・。それは、それでOKです。
でも、私は、そして国際沖縄空手道・無想会は、「武術として伝承された沖縄空手の再興」を謳っています。
これを辻褄合わせして、頬被りしては、自分の目指す「武術」が、「不実」になってしまいます。
ですから、今回のネット上での直弟子稽古では、ここを明確に修正しました。
すなわち敵は自分の左側から、自分に向かって突くなどの、打撃系統の手技で攻撃してくるのを、自分が左側へ向いて、「撞木立ち」になって、左の喉輪で相手を迎撃する。
その際に自分の奥手、すなわち右手は相手の攻撃を、上段の上げ受けで受けるという従来の形の解釈は、私・新垣清の間違いである! っとしたのです。
ゴメン!
武術として伝承された沖縄空手においては、自分に対峙する敵は、全て自分の真正面です!
ですから、平安初段(松濤館・極真会館系統の二段)、そして平安四段でも、武術本来の形においては、自分の敵は真正面です。
まぁ~、体育・体操の形では・・・。そもそもが、敵の存在などは無いのだから・・・。
ドウでも、良いジャン! っと、言われてしまえば、私には返す言葉はありません。
さらに、(北谷屋良)公総管・(チャタンヤラ)クーシャンクーの形でも・・・。
そして松濤館系統(含・極真会館)の観空(カンク―)の形でも・・・。
さらに、空手の本場と言われている沖縄における、糸洲系統のクーシャンクーの形でも・・・。
形が、武術として伝承されていた時期においては、敵は、自分の真正面だったのです。
ただ、それが体育・体操化した形なので、敵の存在場所や位置などは、ドウでも良くなったのでしょう(涙。
ここまで説明し、かつ「後屈立ち」がどのような過程で、誤解・曲解の後に生まれてきたのか?
そして、さらなる誤解・曲解で「猫足立ち」が、なぜ生まれてきたのか? かも、ネット上の直弟子稽古会で説明しました。
その時に、本ブログで「良い質問が出た!」 っと記したように、もう一つの、非常に良い質問、または感想が、直弟子(正会員)から出たのです。
この稿、続きます。
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