もう、その全ては解明したな!

 今回の「江南(チャンナン)」の形を、国際沖縄空手道・無想会のネット上での、直弟子稽古会で伝授した時に想ったのは・・・。

 もう「武術として伝承された沖縄空手」の全ては、一応解明したなぁ~という想いです。

 まぁ~、ある部分の修正などは、今後私の修行が進むにつれて、小さな変更などは起こり得るでしょうが・・・。

琉球王国時代に、首里のサムライたちが、修行した「武術として伝承された沖縄空手」の歴史、技術、そして形は、その心身思想・操作の全てが、理解出来た心算です。


 さらに、中国・清王朝時代の中国武術(含・軍事教練)との繋がりもです。


 これに加えて、いま中国・明王朝時代の中国武術(含・軍事教練)を詳しく研究しています。っとは言っても、信頼できる資料が少ないので、手探り状態ですが・・・。

 その結果、分かったことは・・・。もう、心身文化に関しては、ダ~レも、ナ~ンにも、分かってなかったのね!っという、虚脱感というか、呆気羅漢の空間のみという事実です。

 自分がやっている武術が、「組技」系統なのか? はたまた、「打撃」系統なのか?さえも中国武術では、理解して居なかった! っということです。


 これは自分のやっている空手の形が、「組技」系統なのか?あるいは、「打撃」系統なのか? さえも分かっていない。

 そして、体育・体操なのか? あるいは、武術なのか? さえも区別できず、かつ理解せずに練習している、「現代空手家の現象も、同じだなぁ~!」と、天を仰ぎたくなる気持ちです。


 これでは、16世紀以後、西欧の文化に遣られっぱなしになるのは、無理ないよ!との感想が出ますが、もう失望には慣れっこになっていますので、前を向いて進んで行くだけです。

 今後は、この「武術として伝承された沖縄空手」の、自らの修行で得た成果を、如何にして人々に伝えるか?

 すなわち、如何にして、国際沖縄空手道無想会を、普及させるかだ!? っと思っています。


 さらに、「アジア的停滞」と、かのヘーゲルあたりが言ったような、東洋の心身文化の停滞の原因の究明(実は、これはもう自分の中では結論は出ています)。

 さらに、その究明で出た来た結論からの、日本国民への啓蒙というのが残っているだけです。


 実は、このコロナ禍の初め頃から、公私にわたって大変でしたが、どうにか乗り切ったのかもしれません。

 まだ、どうなるかは分かりませんが・・・。


 自分が、一皮までとはいかないが・・・。

半皮は、剥けたな! っという気持ちに、多々なることがあります。

 ただ・・・、まだ、常時そのような気持ちという訳では無いのが、少しは歯がゆいのですが・・・。

 それも、その内どうにかなるさ  っと気楽に構えていこうと思っています。


 私のようなチャランポランな人間が、東洋の心身文化の真髄を理解し、かつ極意というものまで、掴み取ることが出来た。


 さらにそれを心身文化として、西欧のそれと激突させて、新たなる人類の文化を創出する可能性がある! っとするまで、昇華できるまでになった。

 次は、その昇華されたもので、我が祖国である、日本の国民の皆さまへの、啓蒙を行おうとするまでに、なった!っということは、非常にラッキーであったと思っています。


 感謝以外に、ありません!

国際沖縄空手道 無想会 International Okinawa Karate-do Muso-kai