東洋心身文化の思想・操作を、完全に把握・説明できた!

 お蔭様で国際沖縄空手道・無想会主催の、直弟子(正会員)限定である、ネットによる直伝稽古会が無事終了しました。

皆さま、有難うございました。


 今回はこのブログでも取り上げた、泊の武士・松茂良「ローハイ(羅漢)」の形を解説・伝授しました。

 そして、この形の、バックグラウンドも私が調べ上げた、全てを伝えました。


 実は今回の「ローハイ(羅漢)の形」では、私はその解明中、そして形を使っている時に、形の後ろに居る人物の姿まで、観ることが出来ていました。

 この形の後ろに居る人物が見えるということは、形の修行において最も大切な事柄の一つです。


 すなわち形の構成、機能、様式、応用の四つの要素が全て解明でき、形の創作者の意図と、伝承過程による変化の全てが見えたのです。


 さらに、なぜ「ローハイ」っと呼ぶのかなどの、歴史的な過程もです。

 これで弊会の制定七形の一つで、唯一である泊手の形を伝えることが出来ました。

 流石にホッ! としています。


 さて、ローハイの形は、今回の直伝稽古の二講目であって、一講目は、「ガマク・チンクチ」の二回目になる講義です。

 木刀のタイヤ打ち、さらに巻藁(藁は無いけど・・・)で、沖縄空手と日本剣術の同一性を説明しましたが・・・。

 これも受講者には、完全に理解出来たと思っています。


 この段階で、(近代)西洋心身文化である体育・体操、あるいはスポーツの心身思想・操作と、東洋・日本・沖縄の心身思想・操作の、完全な違いが、皆さまご理解が出来たはずです。


 私自身も再修業から、二十年以上もかけて、ようやくたどり着いた境地でもあります。

 両者は、まるで違うのです。真逆と言っても良いほどの、違いです。

 だからこそ・・・。

 両者を正面衝突させて、人類の新しい心身文化を、生み出す可能性!があるのです。

 それこそが、21世紀において、限界を迎えた西欧文化主体の人類の文明が、最も必要としているものなのです。