クーシャンクー・観空の小の形

 前回のブログ「クーシャンクー・観空の形を知れ!」 からの続きですが・・・。

 一応、国際沖縄空手道無想会の世界総本部道場で・・・。

 今年に入ってのR・S四段との特別稽古以前にも、クーシャンクー(公総管の漢字でしょう!?)の形を完全解明し、伝授するまでの稽古・修行をした時に・・・。


 クーシャンクー・観空の小と呼ばれる形は、一応は押さえてはありました。

 っが・・・。

 「これって、ナンなの?」、「小って言うけど・・・。大と、同じ長さじゃないの?」っという、ナンかド素人丸出しの感想しか、沸いてきませんでした。


 体育・体操化を目指した、糸洲安恒・師の意向そのままなのでしょう・・・?!

 「技」が、無いのです。

 まぁ~、体育・体操、あるいはスポーツ化してしまった、現代空手を演じている、われわれ現代の空手家に、形の動作に、「業」を求めるのは酷ですが・・・。

 この「小」の形には、それ以上に、「技」と呼べるものがナニ一つ存在しないのです。


 クーシャンク(いわゆる、大です)を解明・習得するための、研究材料として取り掛かってみたものの・・・。上記の感想が出て来てくるばかり・・・。

 思わず「クレーッ、ナランサーッ」。すなわち、沖縄方言で「こりゃー、ダメだ!」っと、匙を投げてしまっていました。


 ですから、R・S四段との会話で、「シハン、クーシャンクー・ショー(小)は・・・?」などと出てきた時は、もう完全に無視・ムシの状態だったのです。


 んっ!で、もって・・・。

 昨年末に私、体調を崩して、もう三週間ほどもダウン。飲まず食わずの状態が続き、体重激減。酒も飲めず・・・。半死半生状態。

 その後の回復も凄ーくユックリという時に、ボケーッ!として、何にも考えることが出来ない。まぁ~、これは何時もと同じ状態ですが・・・。


 その時に、ナゼか?

 「オイオイ、お前が平安初段から五段までを結合させて(除・四段)、試験作として創作して『チャンナン』としているものは、実はクーシャンクー・観空の小のことではないか?」

 との、「悪魔の囁き」がありました。


 そのために、ようやく体調が回復しつつあった、今年の稽古始めの時期に、R・S四段との前のブログで記した会話が出てきたのです。

 余談ですが・・・。

 実は、R・S四段も体調不良だったのですが、ようやく回復の時でした。


 でも、色々と検証してみても・・・。

 やはり「技」のナンにも無い、「クーシャンクー・観空の小」の形と、私が平安初段-五段(除・四段)を連結させたものは、まるで違うのです(ホッ!)。


 ただ、この試行錯誤の過程で、大変なものが理解できてきました。

 それは、クーシャンクー(大)と、クーシャンクー小との違いという、恐ろしい現実に直面してしまったのです。

 さらには、糸洲安恒・師の創作した「チャンナンの形」の正体です。


この稿、続きます。