空手三昧
前のブログでも記したように・・・。
今は身体を休める時期で、週に三回ほどジムのサウナに行って自己整体をするだけです。
勿論、道場で指導は毎日しますが・・・。
少年部における指導は別として、成人部には常時二段ー五段までの黒帯の指導員がいますので、わたくしは道場の隅で観ているだけです。
まあ偶には、業・技の修正や、上級者に足りない部分をマンツーマンで指導しますが、これとても余り身体を使うものではありません。
今日の米国山岳時間の金曜日の夜に、昇級審査があります。昨日は少年部の審査がありまして、お蔭さまで無事に終了しました。
この成人部の審査も黒帯の指導員たちが、すべてやるはずで、わたくしは審査を採点するだけです。有難いですし、わたくしが遣っていることなど、楽なもんです!
このまま年末を過ごして、年明けから、徐々に自分の肉体的な練習に入っていくと思います。
では、練習もしないで一日ナニをしているのか? まあ、「好きなだけ、お酒を喰らって!」っと、書ければ良いのですが・・・、残念なことにそうではありません。
ある日のスケジュールは、下記のようになります。
通常は朝はジムに行きますが(でも今は、サウナだけね)、この日は朝九時半から十時には道場に入って、まず暖房を強にして室内を温めます。「今年の冬は、寒い!」ので、温めるには結構時間がかかります。
なぜなら、個人教授をしているS四段が11時ごろには、すでに道場に来るからです。
個人指導と言っても、彼に形の解明の相手をしてもらうのです。
じつはこのクラスは、本当は正午から1時までの一時間だったのですよ。
それがいつの間にか、彼が11時に来て、延々と3時ごろまで、形の解明を試みる有様となってしまっています。
彼は「形の構造、機能、様式、応用」、さらに「形におけるコンテクストの存在」を徹底的に理解させましたし、沖縄の歴史、空手の歴史にも精通していますので、形の解明の相手には欠かせない人物です。
そのためにナンと、延々四時間ほど練習・研究をします。でも、それでもホントウは時間が足りません。
その後、彼が帰ったあとに急いで昼食の弁当(とは言っても一日本質二食なので、少し小腹を満たすだけです)を摂って、ウトウトします。
なぜなら、五時からは少年部の指導があり、四時半にはすでに生徒が入ってくるからです。
その後に成人部の指導があり、皆が帰った後に道場をしめて帰宅して夕食を摂ります。
その後に、今日の午前中に出た疑問や結論を検討するために、ネットや本を持ち出して調べたりします。
さらに今度は11時半過ぎごろに、サンフランシスコのK先生にFACEBOOKでコールをして(時差一時間)、今日の午前中に出た形に関する疑問や結論、さらにその後に調べた事柄などを聴いてもらいます。
それが下手をすると、午前二時ころまで・・・。だから寝るのは、午前三時過ぎ・・・。
ビエーッ! これではナンと、一日十時間ほども空手漬けです。
でも肉体の練習をしないだけ、疲労が余り無く・・・。少ない脳みそをフル回転させるエネルギーがあるので、今のうちに首里手、那覇手、そして泊手の形をすべて解明して、一覧表を制作できるまでにしたいと願っているのです。
自分の練習をし始めると、時間を取られますし、肉体的なエネルギーも分割されてしまうので、今は研究に時間を割ける有難い時期なのです。
今の時代、YOUTUBEはあるし・・・。FACEBOOKなどを使えば、長距離コールは無料だし・・・っと、わたくしの再修業時代、そして本を執筆していた時代と比べたら、天国みたいなものです。だから、不満はありません。
いま世界総本部のS四段とは「五十四歩」、「ウセーシ」の形の解明に取り組んでいます。それに続いて、「セイサン(十三)」の形の解明に行く可能性もあります。
サンフランシスコのK先生からは、「泊手の形の体系一覧」の可能性などの助言を頂いています。
この泊手に関しては、「王師」と「陳師」系統は解明した心算ですが、あと「ヂッ」系統の形がどうなるのか? その解明が難航していると同時に、わたくし個人としても非常に興味があります。
上記の「五十四歩」、「ウーセイシ」、そして「セイサン(十三)」の形に関しては、勿論のこと・・・。
泊手に関しても、下手をすると、「ナンじゃこれは?! また、アラカキの妄想が始まったか?」っと、言われるほどの結果になるやかもしれません。
それほど、「愉快・痛快・奇々怪々(怪物君のテーマに乗って、歌ってください)」になる可能性があるのです。
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