世界総本部の成人部・昇級審査が無事終了

 お蔭様で米国山岳時間の12月14日の金曜日に、国際沖縄空手道・無想会の世界総本部道場での、成人部の昇級審査が無事終了しました。

 前のブログでも記した茶色帯に挑戦した若者が、組手でボロボロに為りながらも、三級に挑戦して達成したようです(結果の正式発表は、来週の月曜日です)。

 

 これで来週の金曜日に行われる予定の、道場会議と忘年会、そして日本での指導へと旅発つ予定のB・D四段の壮行会が無事終了すれば、今年の弊会の全ての行事が無事終了します。

 本年は二つの日本縦断セミナー、さらに沖縄スペシャル・イベント、それに伴う国際交流会議、各セミナーでの国内会議の開催などと、さまざまな事柄が起き、かつ着実な成果と、発展が感じられる年でした。

 まあ、国際沖縄空手道・無想会という組織は、「外連に奔らず、華美に流れず、かつ野暮には陥らず」をモットーとして、「『武術として伝承された沖縄空手の再興』を成す!」っということ目標にして、着実に進んでいく所存です。

 弊会の発展の具合や、世の動きなどとの兼ね合いを見た場合に、2020年度あたりが、組織としての正念場だと捉えています。

 そのために今、技術体系・理念の確立、指導体系・理念の確立、そして組織の強化・編成。そして空手の歴史の理解のために、首里手・那覇手・泊手の全貌を解き明かし、教授すことに、全力を注いでいます。

 今回、世界総本部の正指導員であるB四段を日本へ派遣する際に、明確になったことですが・・・。

 個人の技術・理念習得に関しては、ある程度の完成度はあるが・・・。弟子たちを指導者として育成する体系的な教育方法が、確立されていないということです。

 師であるわたくしの個人的感想や、意見をただ伝授するという、旧態依然のままでの教授方法が存在しているのみです。

 これでは、組織は強固になりませんし・・・、伸びません。

 今後は弟子たちの技術の上達の程度を明確にすると同時に、彼らが指導者としての立場への、資格獲得の明確な指針となるものを作り上げていかなければならないと、痛感しています。

 如何にして、強固でありながら、柔軟な組織を構築していくのか?! これは人間社会における、永遠の課題であるのかもしれませんが・・・。

 弊会は弊会なりに、その答えを模索して進んでいく以外に、道はないようです。

 今年もあと少し・・・、まあ、頑張ります!

国際沖縄空手道 無想会 International Okinawa Karate-do Muso-kai