ソウコン先生・ごめんなさい!
本ブログの出だしは「ソウコン先生・ごめんなさい!」っという、お詫びから始まります。
じつは1月21日の午後2時ころに、四段の黒帯と解明を取り組んでいた「五十四歩(ごじゅうしほ)」の形が、すべて解明できました。
わたくしは、沖縄での修行時代に、この「五十四歩(ごじゅうしほ)」の形がどうしても好きになれず・・・。その思いは、今までも続いていました。
そのことはウーセイシ(五十四)の形は、「滅茶苦茶でごじゃりまするがな!」
っとブログでも記しています。
ブッチャケて記しますが・・・。
この形は、一体どのような意味を持つのか? 近代になっての空手界では説明できる人間は、沖縄にも日本本土にも居なかったはずです。当然ながら、今も居ません!
まあ、「形の意味が、まるで解らん!?」っということは、他の空手の形でも同様ですが・・・。
曲がりなりにも、この「五十四歩(ごじゅうしほ)の形」は、「武士・松村」こと、松村宗昆が自らの手で中国から移入したものである! っという言い伝えがあるのです。
それにしては、上記のように「無茶苦茶な形ではないか!」っという感想が、沸いてくるのです。
それが今、完全に解明を終わった後では、「ソウコン先生、ごめんなさい。わたくが間違っていました!」っと、素直に深く頭を垂れるほどに、素晴らしい形なのです(人間って、非常に自分勝手っというか・・・、現金なものです)。
「松村の手」、
すなわち松村宗昆が日本剣術の思想と、自らの職務から生み出されたであろう三つの特徴、「正中線・演武線の、明確な認識と活用」、「主要動作は、全て前を向いて行う」、「開始点から後ろには、下がらない」っといものが、それこそカッチリと見事に組み合わさった形です。
この「五十四歩(ごじゅうしほ)」の形は、「構造・機能」ともに、これ以上そぎ落とすことが不可能であり、かつこれにナニをも足す必要の無いものです。
前回のセミナーで「八十一戦(パッサイ)」の形を伝授され、驚愕された日本の弟子たちならば、「嗚呼~ッ・スゴイ! 八十一戦と同じ心身思想・操作だ!」っと感嘆されるはずです。
さらにこの形は、完全に中国拳法の套路から離脱して・・・、日本(武道)の様式になっている!、 それは松村にとって、自らの武道・武術とは如何なるものであるのか!? を、示すようにさえなっているのです。
さすがに中国に渡った時に、かの地で中国人武術家たちから師匠の扱いを受けた!っとの口碑が残っている松村宗昆の創作した形である! っと感嘆します。
それほどまでに、見事な形です。
ここで再び、
「ソウコン先生、ごめんなさい!」
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