モンスター・エンジンをどのように扱うか!?
前のブログで「武士・松村」こと、松村宗昆が、1804年前後に「唐手・佐久川」が移入し・・・。
そして、その後に自らも移入した、清朝軍漢人部隊・緑営の15の形を、自らが極めた日本剣術の心身思想・操作によって、換骨奪胎するカタチで改良した。
それは、日本剣術の心身思想で著明である、重力の作用による「自由落下」を巧妙に取り入れ・・・。
さらに自らの身体内の筋肉、筋、骨などを相互否定、相互浸透させて、最小の動きで、最大限の力学的エネルギーを生み出すものである。っと記しました。
すなわち、人間が自らの身体で作りだせる、最大出力を瞬時に出し得る、モンスター・エンジンを得たとも言えます。
そのモンスター・エンジンを実生活、実戦で使うためには、強靭な機体・胴体、すなわちボディーが必要になります。さらに強力なブレーキも、そして強靭なサスペンションも必項です。
そして、モンスター・エンジンの燃料も、それを収納する燃料タンクも・・・。さらにモンスター・エンジンを冷却する効率の良い空冷、あるいは液冷の方式も、必要でしょう。
それらが一式、すべてそろったのが、松村の手、首里手、いわゆる沖縄手であり・・・、
「武術として伝承された沖縄空手の形」なのです。
しかし、それだけではまだ、足りません。
そのモンスター・エンジンの乗った機体を操作できる、優れた操縦者が必要なのです。
その操縦者は進行方向(航路)に、自らのボディー(機体・胴体)を合わせて進行できる優れた、ナビゲーション・システムを駆使できなければなりません。
それが身体内の正中線であり、演武線の役割です。
もし敵と戦うならば、相手の進路(航路)を読み、それに自らの正中線をロックオンさせて、さらに死角に入って、最大出力を相手に向かって放出する必要があります。
これが、モンスター・エンジンを積んだボディーを、自由自在に駆使できるということであり、武術として伝承された沖縄空手において、「形を使う」っということです。
でも・・・。その最初のステップとして、モンスター・エンジンを得る!! モンスター・エンジンを自分のものにする!! っということが、もっとも肝心かなめな事なのです。
では、どのようにして得ることが出来るのか?
「ナイファンチの形」によってです。
本ブログではいま・現在、唐手・佐久川が移入したであろう、15の形の解明を説明しています。
っが・・・。
そのすべては、武術として伝承された沖縄空手のナイファンチの形における、心身思想と操作を理解し、駆使出来なければ・・・、絵に描いた餅、あるいは机上の空論にしかすぎないと思っています。
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