「術」から、「道」へ
武術として伝承された沖縄空手の形に存在する、「横の演武線」の理念を理解し、
それを、自分ながらに活用できる目安が立った、今・・・。
そして、日本縦断セミナーを間近に控えた、今・・・。
自分の頭に去来するのは、「術」から、「道」へという想いです。
別に、言葉遊びでは無く・・・。これほどまでに明確に、形而下、すなわち身体において、時空を制御(コントロール)できる線、いわゆる経路、道筋というものを、形が保持しているならば・・・。
当然のごとく、形而上における道筋というものも、すなわち「道」と呼べるものが、存在するはずでは無いか!?
っと、今のわたくしは感じています。
非常に、即物的な考えかもしれませんが・・・・・・。これはわたくしの心身の修行から沸いてきたものであり、当然の事ながら心身で得た感覚なので、自分自身にとっては確証にも近い感覚ではあるのです。
俗にいえば『机上の空論』では無い! っとの気持ちがあります。
ただ、まだ頭の中、あるいは胸の内を去来するだけで・・・。明確なものでは無く、さらに混沌というよりは、淡い想いという感覚です。
わたくしは、現在の体育・体操化、そしてスポーツ化、またはエンターテインメント化された沖縄、日本本土の空手と、その形に疑問を抱き・・・。
かつ、それを否定するほどの修行を自らに課してきて・・・。
沖縄空手の形と、心身操作を、武術的に純化するまでは、行った心算です。
しかし、今・・・。
武術から、武道への回帰というのか・・・?
または、昇華というものなのか・・・?
それさえも、自分では、まだ分かっていませんが・・・。
個人史的に、「道」というものの意味が、朧げながら分かってきた気もしています。
「その歳になって、漸くか!?」 っと、自分でもあきれ果てる思いもありますが、武才の乏しい身・・・。これだけは、どうしようもありません。
ただ、一体、ここからどのような過程(文字通り「道」です!)を辿るのか・・・。
自分の人生ながら、皆目分かりませんが・・・。己ながら、興味のある課題ではあるな! っと思っています。
0コメント