ナイファンチ二段・三段は、始める場所さえ確かでは無い!

 日本国の近代化と、それに付随する琉球処分によって、琉球王国が消滅し・・・。

 武術として伝承された沖縄空手も、完全に消滅し、体育・体操、そしてスポーツの空手に変革されていきます。

 その際に、空手の形は「ナイファンチに始まり、ナイファンチに終わる」っとさえ言われていた、ナイファンチ(内帆船または南方拳?)の形も、大鉈で無造作に叩き割られたように、三分割されてしまいます。

 それが、ナイファンチ、ナイハンチ、あるいは鉄騎とも呼ばれる形の初段、二段、三段です。

 ですから、ナイファンチ初段では最初の位置と、最後の立ち位置が異なります。

 そこまでは、前回のブログで説明しましたた。

 では・・・。

 ナイファンチ二段は、一体何処から始まるのでしょうか・・・?

 そして、何処で終わるのでしょうか?

 そして・・・。

ナイファンチ三段は、一体どこから開始したら良いのでしょうか?

 そして、何処で、終えたら良いのでしょうか?

 われわれ現代の空手家(いや、ここ150年の間の空手家)たちは、形はナイファンチから始まるっとさえ言われる形の、初動の位置も、終了の位置さえ分からずに、空手の練習をやっているとしていたのです。

 これはもう、稽古などと呼べるレベルではありません。

 ちなみに、読者の皆様はご自分の流会派のナイファンチ、ナイハンチ、または鉄騎と呼ばれ形の、初段の初動と終了の位置が同じになりますか?

 では・・・、二段と三段は・・・。

 では・・・、二段と三段はどこから初めて、何処で終わらなければならいのでしょうか?

 ご自分で、確認なさってみてください。

 私事になりますが・・・。

 このよう、言ってみれば小学三年生あたりの児童に聞くような、初歩的な疑問からナイファンチに取り組まなければ成らなかったのが・・・。

 わたくしの再修業の時においての、大きな障害の一つであり、大いなる失望感、虚脱感、空白感、そして絶望感を生む要素でもあったのです。

 でも・・・。

 幸いなことに再修業を終えて時期には、上記の全ての事柄の回答が出。かつ、今回・・・、

「夫婦手・メオトデ」の統一理論の正確さも、確認することが出来のです。