空手の形には、「受け技」は無い!

 「空手の形にある、『受け技』が使えない」

 この嘆きは、どの流会派の、どのレベルの、どの性の、どの民族の、どの人種の、どの国の空手家も、一度は自戒、自省を込めて思った事柄の一つであるはずです。

 そして厳しい練習、修行の果てに見出したのは、「自分の業・技が、未熟だから『受け技』が使えないのだ」っという、哀しい結論です。

 謙虚に、自分の未熟さを恥じる!

 これは、素晴らしいことですし・・・。如何なる修行であれ、その謙虚さが無ければ、決して上達しません。

 しかし、事・・・。この問題に関しては・・・。

 じつは、武術として伝承された沖縄空手の形には、「受け技」は存在しないのです。

 真摯に空手を練習、修行さている方々に、申し上げますが・・・。

 それは、あなたが真摯に練習・修行為されていないからでは無く、あなたが「受け技」だと思って使おうとしている動きは、「受け技」では無いのです!

  現代の体育・体操、スポーツ、レクレーション。そしてエンターテインメン化した空手の形で、「受け技」とされている業・技は、すべて、ゼンゼン意味の異なる業・技そして動作なのです。

 今回の動画は、パート3まで続くシリーズの、第一回目のモノですが、このシリーズを3回ご覧いただければ、武術としての空手の形はすべて使えるのだということが、どなたにもご理解いただけると思っています。

 是非、ご覧になってください。

動画:組手で受け技が使えない理由は形にある!沖縄空手の暗喩と脈絡

Metaphor hidden in Okinawan karate