受け技は間に合わない

 われわれ現代の空手家は、上段(上げ)受け、中段(内、外)受け、下段(払い)受け、回し・巴・輪受けなどなどを、形の中に存在する業・技として学びます。

 そしてその大部分は、基本のその場稽古、そして移動稽古などの反復練習で、実際に使えるように練っていきます。

 でも・・・。大多数の空手家は・・・。それらの「受け技」を、使えるようにはなりません。

 ナゼなら、動画でも言ったように、これらの「受け技」っと思わていた動作は、じつは「受け技」では無いからなのです。

 モトモトが、相手の攻撃(主に打撃)を受けるための動作で無いものを、イクラ一所懸命に練習しても、相手の攻撃(主に打撃技)を受けるために使用しても、ゼンゼン使い物に為らないのは明らかです。

 ではそれらの動作は一体、どのような「業・技」なのか? は、次の動画で詳しく説明していますので、ご覧ください。チャンネルへのアップ時には、このブログでもご案内する予定です。

 このブログでは、なぜ空手の形に受け技が存在しないのか? を、ザーッとかいつまんで記して行きます。

 歴史的に見て、技術的に見て、色々と理由があります。

 弊会の日本国内会員諸氏にはその理由のすべてを、ここ8年ほどかけて、詳細を説明してありますが、このブログではマダルッコシクなるので、一、二の結論のみ・・・。

 まず第一の理由が、「受け技」では間に合わないからです。

 ボクシングなどを、良く注意してご覧になればお分かりになりますが・・・。

 大部分のボクサーは、相手のパンチを受けません。

 彼らは、相手のパンチを避けているのです。

 すなわち、躱しているのです。

この受けと、避け、あるいは躱しって、同じようでゼンゼン違うんですよ。

 受けると、自分の身体が一瞬「居着き」ます。その間に、相手の二撃、三撃が襲ってきます。なぜ相手の二撃目が、受けた自分の反撃より早くなるのか? などなども、もう弊会の日本国内の会員諸氏には、完全に理解されているはずですが・・・。

 半信半疑の未会員の方は、誰か信頼のおける相手と、ケガをしないように、本気でこの場面を試みてください。 答が、すぐに出るはずです。

 さらには、受けずに・・・、相手のパンチを避けて、あるいは躱して、相手がエネルギーを完全に放出してしまっている間に、自分の避けた、あるいは躱した身体で、相手に向かってパンチを放つ方が、ゼッタイに効率が良いのです。

 まず、体育・体操、スポーツ、レクレーション、そしてエンターテインメン化した空手を学んだ、現代空手家は理解してください。そうでなければ、ハナシがゼンゼン前に進んでいかないので・・・。

国際沖縄空手道 無想会 International Okinawa Karate-do Muso-kai

沖縄空手道・無想会は、会長・最高師範を務める新垣清によって1980年に米国・ユタ州で創設された、沖縄空手を修行する者たちの国際的な団体です。