ナイファンチ無くして、空手無し
国際沖縄空手道無想会の、オンラインセミナーは、5月24日の日曜日の午前10時から、正午までが、二日にわたるセミナーの、第3講義、そしてお昼休みの一時間をとって、午後1時から3時までが、最後の第4講義目となっていました。
一日目のニ講義は、前回までのブログで述べました。
さて、二日目の第3回目の講義です。
「ナイファンチで極める首里手の身体操作」っというのが題目でした。
これ・・・、私が半生を掛けて修行し、解明し、かつ普及させている、
武術として伝承された沖縄空手の最も根幹となる、ナイファンチの形の事です。
指導しろ! っと言われたら、二十四時間ぶっ続けで指導、解説、演武できます(まぁ~、大げさだけど・・・)。
じつは初日の第1講義「首里手の突き-神速のアティファー徹底解説」は、会心の出来で・・・。
私自身がそう思うと同時に、アシスタントの会員諸氏の、終わった直後の茫然とした顔が、私のPCの画面に映っており・・・。
「これは、ヤッタな!」っと思わず\(^_^)/が、自分の顔に浮かびました。まぁ~、その直後に、ドッと疲れてと、空腹を感じましたが・・・。
「空手の歴史が変わった場面に、立ち会わせてもらった!」っという意味のまでの、お褒めの言葉もいただきました。
私自身も、これに空手家としての自分を賭けていたこともあって、燃えましたし、遣り切ったっという思いもありました。
しかし、このセミナー二日目の第3講義は・・・。
私にとって、空手の指導者として、自分自身の出来る、最高に近いパフォーマンスを行ったな!
っという、満足感がありました。
心の中にある熱いものを、冷静に、受け取る側に分かり易いように、説明し、実演する。
それがやはり正しい指導者としての、態度ですし・・・。
ただただ・・・自分の熱い思いのみを説明・演武しても、空回りする恐れもあります。
しかし、この二日目第3講義では、その熱さと冷静さが、自分の中で、完全にコントロールすることが出来たと思っています。
思うに・・・。
初日での全力疾走で、硬さが取れた・・・(まぁ~、この二日目も、疲れがまだ残ってたですもんね!)。
そして主題が、「ナイファンチの形」っという、私には、上から下から、右から左から、前から後ろから、中から外からっと、全て解いた・・・。そして全て把握したという、言うなれば、自家薬籠中(じかやくろうちゅう)の物であったからでしょう。
このナイファンチの形で、私は大悟することができたのであり・・・。
このナイファンチの形で、私は空手の心身思想・操作の全てを、学ばされたのです。
そしてこのナイファンチの形で、私は空手の歴史・技術・形の、すべてを解き明かすことが出来たのです。
それを国際沖縄空手道無想会の、世界総本部道場のあるアメリカから、日本の皆さまへ伝授出来ることの嬉しさっと相まって・・・。
私自身「遣った!」、「ヤッタ!」、「\(^_^)/」っという、心の底にジワーッ! っと熱いものがにじみ出てきました。
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