泊手の謎を解く
エーっと、オンラインセミナーでの事柄を記していますが、いま自分の修行の一環としては、「泊手の完全解明」を試みています。
それはYouTube上の国際沖縄空手道無想会チャンネルでリリースした、
において、お蔭様で視聴者数が10,000に近くなり・・・(感謝です!)。
まあ、国際沖縄空手道無想会は、武術として伝承された沖縄空手の再興を謳っているので、首里手のみでは無く、泊手、そして古流那覇手も、武術的知識として押さえておかなければ、ハナシに為らないっという立場もあります。
それで、いわゆる松茂良のローハイの現存の姿での解明ならず、元の武術的意味での解明、さらにそれ以前の、すなわち松茂良がやったとされる以前の、羅漢の形の全容を解明を試みています。
実は、松茂良の形は羅漢の形の前半の部分だけです。
原型(中国拳法套路→沖縄空手の形になった直後?)は、もう動作の水増しの連続でナニがナンだか意味ワカランっと思われる、糸洲のローハイ初段(これが松茂良が変革し、わたくしが学んだもの)、二段そして三段が、一応その全貌を伝えています。
このローハイには、兄弟形にローチンっという形があったとされますが、失伝したと言われています(?)。
さらに泊手には、チンシュ―っという形もあったと言われています。
一応、泊手の形を、思い付くままに記しますが・・・。
ローハイ(羅漢初段、二段、三段。松茂良)
ワンカン(王武官)、ワンシュー(王師父)、ワンドー・ワンダワン(王套路)
チンテ(珍手≒当て字)、チントー(陳套路)、チンシュ―(陳師父か?)
があります。
そして
ヂイン(撃一)
ヂアン(撃二・新垣清・発掘)
ヂサン(撃三・新垣清・発掘)
ヂスー(撃四・新垣清・発掘)
ヂオン(撃五)
ヂリュ―(撃六・新垣清・発掘)
ヂッテ(撃七)
の七つの形シリーズがあります。
撃の形七つのうちの四つは、新垣清が発掘・発見。
そして形の概容は、解明した心算です。
他の形、全てもボチボチですが・・・。
非常に気づかされるのは、いかに糸洲安恒師が、それらを初段や二段などに分割するために、変革したのかということです。
これには、武術として伝承された沖縄空手の再興を目指している、わたくし・新垣清は、常に泣かされます。
それは、ナイファンチの全容(全伝)の再構築の際も泣かされましたし、いま現在も泣かされています。
でも糸洲師の、改変のパターンが読めてきているので、全て如何にかなるのではないか? っと淡い期待も持っています。
あと問題になるのは、無想会制定七形の一つである松茂良の羅漢(ローハイ)を、現在の形で解明・伝承するのか?
あるいは、 完全に武術的なレベルで、解明・伝承するのか?
っと弊会の理念に沿った場合に、どの方法が良いのか? などの公式見解のみになっていくと、思っています。
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